2007年10月17日

愛犬が年老いた時のために

先日、北海道大学酪農学園大学による市民公開講座がありました。

テーマは「老犬とのかしこい暮らし方」

「臨床現場から見た老犬との暮らし方」
「行動の変化を見過ごさないで!」
「最期まで悔いなく共に生きるには---動物医療の立場から---」

の3つの講義がありました。



現在1歳9ヶ月の元気盛りなあいびーには「老犬」という言葉は遥かかなたの話

のように感じるけど、あと10年もしないうちにシニアの仲間入り。

来るその時のために・・・という立場でまとめてみます。

ivy1.jpg


日本では20年前まで「老犬」「老犬の介護」という概念が無かった。

昔は「犬は外で飼う」ことが多く、年を取る前に病気などで死んで行く

ケースがほとんどだった。

今はペット事情も変わってきて「犬は室内で飼う」ようになってきて

環境も良く、病気などは早期発見・治療できるようになってきた。

当然、犬たちの寿命も延びる。

この10〜20年の話なのだから「老犬」や「老犬の介護」の歴史は浅い。



それぞれの犬種・体の大きさでライフステージが違う。

一般に小型犬は10歳からが老犬期に入ると言われている。

犬の「老い」は人間のそれとは違ってとても早いのだ・・・。

快適な老犬生活を送るため、当たり前のようではあるけど

太らせないこと

食べる物に気を使うこと(体に良い食べ物)

運動不足にしないこと

大きくこの3つが大切。


我が家の場合、あいびーは1歳直前に去勢をしました。

去勢前は痩せ過ぎが気になって一口でも多くが毎日の目標だったけど

やはり去勢後は、以前に比べてとても太りやすくなったみたいです。

今まで隠していた訳ではありませんが・・・只今、体重6`ジャスト爆弾

体を触っても背骨は感じるし、ウエストもくびれているので

肥満では無いけど、体重管理には気をつけなければなりません・・。

食餌は、ずっと須崎先生推奨の手作りおじやを続行中です。

最近はこのおじやに加えて生肉(主に馬)もあげるようにしました。

散歩は決まった時間にはできないけど、1日2回以上を目標にしています。

特に気を使っている点はないのですが、無理なくずーっと続けていって

これらの積み重ねの成果が表れるのは数年後・・・。

食べ物に気を使い、運動不足にしないことに気をつけていれば太りませんね。


これに加えて、定期的な健康診断!!

我が家では今のところ、毎年のフィラリアの薬を貰うときの血液検査で

ついでに腎臓・肝臓の検査もしてもらいました。

来年からも続けて行こうと思っています。が・・・、

もっと精密な検査が良いのかもしれませんね。年1回のドッグドックとか。



犬種によって罹りやすい病気を把握しておくことも大切ですね。

トイプードルで言うと・・・トイプードルはとってもデリケートな犬だと思います。

頻繁な繁殖による遺伝的な病気も多いですし・・・・。

もちろん病院に行けば治療してもらえますが、飼い主の立場でも

それらの病気・治療法などの知識も必要になってくると思うのです。

獣医師から説明を受けるとき、より深い理解が得られるし・・・。


毎日の生活や成長過程での愛犬の体質も飼い主がしっかり把握しておくことも

重要だと感じました。


そして、来る老犬期を快適に過ごすには・・・・?

老犬期を迎えたら、まずは愛犬の様子を良く観察し感じること。

老犬は若いときより消化吸収能力が弱くなります。

普段食べていたものをある時から食後に吐いてしまったりするかもしれません。

いつもの散歩道で、急に立ち止まって歩かなくなったりするかもしれません。

暑さや寒さにも鈍感になってくるかもしれません。

呼んでも反応が無くなるときがあるかもしれません。


筋肉の衰えや生物学的なものによるのか、病気が原因なのか・・・・

飼い主が見極めなくてはなりません。

行動の変化を見逃さず、早期に発見し、獣医師に相談しながら

納得のいく治療方法を探していくことが大切です。

もし、耳が遠くなり聞こえなくなったときのために

「おすわり」や「まて」のコマンドのとき、ハンドシグナル

合わせて使うと良いとのこと。

飼い主の声が聞こえなくてもコミュニケーションが取れるように

若いうちからハンドシグナルを取り入れることも良いですね。




余談ですが・・・老犬にも人間で言う「認知症」が増えているとのこと。

犬に対しては人間のそれと区別するために「認知障害」としているそうですが・・。

驚いたことに「認知障害」になる犬たちの85%は

柴犬他の日本犬、又は日本犬系ミックスが占めているそうです。




筋肉の衰えによって歩けなくなっても積極的に外の空気を吸わせてあげたり

全身を優しくマッサージしてあげたりすることはとても有効です。


人間にも言えることですが、老犬期に入ったらなるべく生活環境を

急に変えたりしないことも大切です。

老犬にストレスは禁物と言うことですね。


老犬になると罹りやすい病気も増えてきます。

太らせてしまうと糖尿病の危険も免れないですし、

人間同様、心臓病やガンなどもとても多いそうです。

当然犬たちはこれらの病気に罹っても自分でどうすることもできません。

愛犬にとって飼い主(あなた)はどういう存在か?

を、飼い主である私達は考えなくてはなりません。

彼ら犬たちは命の全権利を私達に委ねているのですから・・・。

ivy2.jpg


そして、もしかしたら苦しい決断を強いられることがあるかもしれません。

人間には認められていない「安楽死」・・・・・。

飼い主は1日でも長く一緒に居たいと誰もが思うはず。

しかし、状態が悪化するのみで苦しみが取れない状態が目の前にあったら・・。例えば、

改善不能な呼吸困難
コントロール不能な痛み
看護する(飼い主)の問題       など

これらは飼い主の感情だけではどうにもならない辛い現実です。

こういう時、愛犬の代弁者となって最善の方法を決断することができるでしょうか・・・。


ちょっと・・・否、かなり辛い話ですね・・・・。


愛犬が年老いたときのために犬種別に罹りやすい病気・老犬に罹りやすい病気の知識を

少しでも勉強し、栄養・健康管理に気を使い、

歩けなくなっても耳が聞こえなくなっても、状態に応じた環境を整えつつ

楽しく穏やかな毎日を過ごせるような老犬期でありたいとつくづく思います。


何と言っても、可愛い彼らは私達飼い主に全て委ねて生きているのですから・・・・。

ニックネーム まりも at 02:08| Comment(16) | TrackBack(0) | 飼い主の心得 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
緑をバックに、空中を駆けるあいびーくんの写真、とっても素敵です。ほれぼれ
してしまいます。

ルディは4.5キロを出した後、わが家の
体重計が壊れたので計ってません(汗)
でも、かなり重くなったので、やっぱり
去勢後は太りやすいんでしょうね。

ルディがシニアになってからのこと…
あんまり考えたくないような。
でも運動と食事だけは今からしっかりしておきたいと思ってます。

あと、日本犬に認知症が多いのは、食事にも原因がある(魚を食べなくなった)と聞いたことがあります。ただ、85%とはすごいですね。
Posted by サツキ at 2007年10月17日 11:54
寒くなってくると更新頻度が高くなりますね♪
さすが北国ブロガーさん。
健康管理は本当に愛情を持って接することが一番大事ですね。
もちろん勉強もしなければなりませんが。
いつも触れ合い、表情や仕草を見ていないと分りませんものね。
あいびーちゃん、6kgになってたんですね。
ラムより一回りくらい大きいかしら。
サリーはクビレなし、アバラ見あたらず、動くの嫌いで大変です(^▽^;)
出来るだけ動かすようにして、食べる量を時折体重や運動量によって少しずつ変えたり。
老後のことを考えると、やっぱり肥満はね。
安楽死・・・その時が自分の愛犬の身に迫ってみないと考えることも出来ないです。
Posted by ちゃあ at 2007年10月17日 16:38
REONは来月5才。まだまだ若いけれど、確実に毎年年をとって行く・・・
考えたくないけれど・・・今から色々考えなければいけないですね。
ハンドシグナル、我が家はまったく出来ていません・・・耳が聞こえなくなった時にコミュニケーションが取れなくなる・・・考えてなかったです。REONもうららも「ママの言うこと分かりません・・・」と悲しい思いをすることになってしまいますね。
練習しなければ。

日本犬が認知症になりやすい・・・
不思議です。とっても賢いと思うのに。

安楽死・・・
その時にならなければ答えは出ない気がします。
Posted by REON&うららママ at 2007年10月17日 18:17
野球 サツキさん

ルディくんもうちもあいびーも、まだ2歳前なので「老犬」と言われてもぴんと来ませんね。結局のところ、若い今の生活の積み重ねが老後に出てくるのは人間と一緒ですものね。太らせないようになるべく病院に行くような病気や怪我をさせないように・・・毎日楽しくコミュニケーションを取って生活することが大切なんだなぁ・・と思います。
私の偏見ですが・・日本犬系の犬たちは、昔から厳しい環境で粗食に耐えられる犬種だと思うのです。最近の環境と栄養過多が原因なのでは・・・?と。
Posted by まりも at 2007年10月18日 12:23
野球 ちゃあさん

クスクス・・寒くなると血が騒ぐ道産子気質な私。見破られちゃいましたね〜顔(イヒヒ)
我が家も元気盛りなあいびーと「老後」ってピンとこないけど、若い内から準備できることはあるなーと思いました。結局は、毎日の生活の楽しみを一緒に共有できることが大切なんだなぁと感じました。太ると人間以上に病気の危険が多いことも知りましたよ〜。体が小さいから当然かもしれません・・・。サ、サリーちゃん、一緒にダイエット頑張ろうね!(私は未だに行動起こしてませんけど)
Posted by まりも at 2007年10月18日 12:33
野球 REON&うららママさん

可愛い「うちのワンコ」に老後なんてピンと来ませんよねぇ^^ 若い今の生活の積み重ねが老後楽しく生活できるかどうかの一番のポイントなのかもしれません。毎日楽しくコミュニケーションが取れていれば異常にも早く気づくこともできますし・・。ハンドシグナル、我が家でも早速取り入れて行こうと思いましたよ〜!トイプーは耳の病気が多いですからね。年を取って目や耳が悪くなっても飼い主の反応を熟知してくれていたらコミュニケーションが取れますものね。あぁ・・こんなこと考えてたら涙腺が緩んできますぅ。毎日の食事に気を使って楽しく生活できれば・・それが一番ですね!
Posted by まりも at 2007年10月18日 12:40
わぁ〜、この講習行かれたんですねぇ^^
順当にいけば絶対に通る道なだけに、と〜っても勉強になりました。ありがとうね♪
1分でも1秒でも長く生きてほしいって思うのと同時に、
元気にちゅうらしく生きてほしいと思います。
そのために私は何ができるか。
まだまだ先のこと・・・って思ってるときっと何の準備もせずにその時をむかえてしまうのでしょうね。後悔しないために、今からできること始めなきゃね^^
少しでも長く、元気に生きてもらうために・・・だね♪
大切なこと、もう1度考える機会を与えてくれてどうもありがとうございました!!
Posted by もりこ at 2007年10月18日 13:31
今日の記事、ハンドシグナルにしますっ。
まりもさんの記事も紹介させてくださいね。
Posted by REON&うららママ at 2007年10月18日 13:45
ねねは現在5キロラインでいったりきたり
足への負担が心配なので〜
5キロ弱をキープしたいところですがー
無理せず継続できる範囲で〜が一番良いですよねっ
我が家も無理せず楽しくできる範囲でと思っています〜生肉あげてますよぉーーっ
スタミナつけさすのだ〜(笑)

お知らせ〜
ねねの監督さんが参加しているT4さんっ
札幌でイベントがあるみたいでてすっ♪
良かったらーーアイビーくんと行ってみて〜
残念ながら、監督は札幌会場担当でないみたいですが〜○野トレーナーさんもK9チームもっているのでお話聞けるかも♪

http://iroha.jpn.org/003/02/
Posted by まーみ at 2007年10月18日 18:33
旅行中だったため、ご訪問が遅れてしまいました!
自分もいつかくる「老い」を考えなくては…と思っても「まだまだ」という感覚が拭いきれなくて勉強していないんですよね。
でも、ハンドシグナルはパピーの頃からずっと続けております!
今回の記事、何度も読み返してみますっ(≧ω≦)b
Posted by 浮雲 at 2007年10月18日 21:56
こんばんは(^^♪
草原の中元気に走るあいびぃちゃん、嬉しそうで可愛いるんるん
今はまだ考えられないけど、絶対にやってくる老化・・・
考えたくはないけど、今からきちんと考えておかないといけませんね。
ただ長生きするのでなく、元気に楽しく充実して過ごして欲しいですものね。
↑のIvy君みたいにイキイキと♪
私も可愛い我愛犬のこと、老後のこと、よく考えてみようと思います。
レポートありがとうございますリボン
Posted by cocoママ at 2007年10月18日 22:08
野球 もりこさん

犬も人間と同じく、年を取っても自分の足で歩いて美味しい物が食べられて・・好きなことがたくさんできる生活をさせてやりたいですね!太らせない、病気や怪我をさせない、食べるものに気を使う・・・日々の生活って大事なんだなと思いました。いつまでも悪戯大好きオッサン大好き顔(イヒヒ)な元気なじいさん目指して頑張りますよ〜〜るんるん 楽しい思い出をたくさん作ってあげること=飼い主が一緒にいて楽しいと思うことをたくさん作って行くことも大切だと思いますGood
Posted by まりも at 2007年10月19日 13:30
野球 REON&うららママさん

ブログ、早速拝見しました!大切なテーマなので少しでも考えてくれる飼い主さんが増えてくれたら・・・同じ飼い主として嬉しいことです^^ ありがとうございます。
Posted by まりも at 2007年10月19日 13:33
野球 まーみさん

ねねちゃん、5`なのですね〜! ほんと、体重管理ってとても大事。あいびーは、確かに去勢してから増えやすくなっているので気をつけなければたらーっ(汗) 我が家も最近、肉は生肉に変えました〜!食べっぷりも良好♪好きなもの食べて元気になるって嬉しいですねるんるん 私も無理なく楽しく健康管理ができれば良いなーと思います。

URLありがとうございます〜^^ ちょっと参加してみようかなーと思います。いひひ〜
Posted by まりも at 2007年10月19日 13:42
野球 浮雲さん

お帰りなさ〜〜い!お疲れのところ早速訪問していただいてありがとうございます。私も何の心の準備も無いままにこの講義を聴いたので、何だか遠い話として聞いてましたたらーっ(汗) 若い今のうちからできることはたくさん・・と言うより、今の生活の積み重ねが大切なのだな・・と。病気や怪我はなるべくさせないように食べる物に気を使って太らせないように・・・要は飼い主が楽しんでできることが重要かと思います。ハンドシグナル、我が家では全く取り入れてなかったので早速実行しようと思います。今のところ目の前で「待て」と手をかざしたらハイタッチされますけどたらーっ(汗)
Posted by まりも at 2007年10月19日 13:53
野球 cocoママさん

あいびーの写真、動きが早くてブレブレかランで爆走してる写真しか無いのですよぅたらーっ(汗) 可愛い服を着てちょこんとお座りっていう写真、永遠に撮れなさげです顔(イヒヒ)
私も、考えたく無いけど犬の老いってとっても早くやってきてしまうのですね。年を取っても好きなことや好きなものがたくさんるんるんな生活を送らせてやりたいです。そのためには飼い主が楽しみながら健康管理していくことが大切かもしれませんGood
Posted by まりも at 2007年10月19日 13:58
この記事へのトラックバックURL
http://a-thera.com/tb/1167288
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック